マナーの種類
まずはおさらいです。
面接マナーの種類についてふれておきましょう。
ただ面接マナーとひとことで言っても、マナーにも種類があります。
面接マナーの種類 ① 身だしなみ(服装・髪型)のマナー ② 礼節(入退室・姿勢・挨拶)のマナー ③ 面接直前(受付~控室)のマナー
この記事では「 ②礼節」のうち「入退室と姿勢のマナー 」について解説いたします。
結論【面接での礼節(入退室)のマナーとは】
礼節のマナーは当たり前過ぎて練習している人が少ないのが特徴です。
しかし、考えてみれば分かることですが、
礼節がいらない面接なんてありません。
でも、みんな練習しない…
最低限のマナーを学んでいないのは、マナー違反と判断されます。
ぜひともこの機会に礼節を身に付け、
ライバルに差をつけましょう!
概要 ・面接での礼節(入退室・挨拶)のポイント ・面接での入退室マナー【入退室の流れ】 ・面接での姿勢マナー【凛とした姿勢】
この記事の概要は以上の3点です。
誰もが飛ばしがちな「礼節のマナー」
めんどくさがらずに練習していきましょう!
練習したら上手くなるんやし、
練習せーよー
面接での礼節マナー(入退室・姿勢)のポイント
礼節マナーを学んで、何の得があるのでしょうか。
それは、面接で礼節が気持ちよくできていれば、
あなたの評価は上がるということです。
悪目立ちを避ける「服装・髪型」のマナーとは違い、
ライバルに差をつける最適のツールです。
「服装・髪型」のマナーについては👇コチラをどうぞ。
では、あなたの評価を上げる礼節マナーのポイントをおさえておきましょう。
面接での礼節のポイントは、
「キビキビした入退室」と「凛とした姿勢」
を心がけることです。
そんなこと言われなくても
なんとなく分かってるよ。
ホンマに分かってるか~?
なめてかかってるやつほど
できてないで~
面接での入退室マナー【入退室の流れ】
面接時のキビキビした入退室とは
キビキビとはどういうことなのでしょうか。
なんとなくわかる人は多いと思いますが、
言葉で説明するのはいささか難しいものですね。
国語辞典にはこのように記されています👇
キビキビとは…
【人の動作や話し方などが生き生きとして気持ちのよいさま。】
うーん。
いまだなお、分かりにくいな。
そこで私なりに分かりやすくします。
キビキビした入退室=【「静」と「動」を意識した入退室】
これでいかがでしょうか。
それほど難しいことではありません。
「静」と「動」を意識した入退室
・「止まるところは止まって」
・「動くところは動く」
・「中途半端な動作はしない」
👆ポイントは【静】=「しっかり止まること」です。
【静】と【動】については「話し方」についても同じように触れています。
では、止まるところ【静】はどのようなところなのでしょうか?
入退室例とともにおさえていきましょう👇
面接実務【入室から着席までの7段階で学ぶ入室例】
入室から着席までの入室例 1 3回のノック 控室から呼ばれ、採用担当者の指示があったら、ドアの前まで行き【動】 姿勢を正して立ち【静】3回ノック【動】します。 ❢2回のノックはトイレノックであり、失礼になるため注意❢ 2 入室前に… ノックの後に、面接官の返事があったら 起立の姿勢のまま【静】 「失礼いたします」と大きな声で挨拶します。 挨拶後、ゆっくりドアを開けましょう。 ❢ドアが閉まった状態だと声が届きにくいので大きな声で❢ 3 ドアを開け→入室 ドアを開け、軽く会釈して入室【動】 面接官にお尻を向けないように半身でドアを閉める【動】 ❢正面を向いたままだと不自然なので、斜めに立って閉めよう❢ 4 ドアの前で一礼 ドアの前でもう一度起立の姿勢【静】 面接官に対して一礼【動】 ❢ここでの一礼を忘れがちになりますので注意❢ 5 椅子の横に立ち自己紹介 椅子の横まで歩いて行き【動】 椅子の横で起立の姿勢で立ちます。【静】 ❢勝手に座らないように❢ 6 面接官の指示に従って自己紹介 基本的には面接官の指示に従って立ったまま自己紹介をしてください。 例:「名前と大学名をお願いします」 何も指示がなければ… 面接官の方を向き大きな声で 「○○○○です。本日はよろしくお願い致します」と挨拶して、 挨拶後にお辞儀をします。【動】 ❢お辞儀の角度は45度で❢ 7 着席 面接官からの指示があるまで座ってはいけません。 面接官から「どうぞお座り下さい」と合図があってから着席しましょう。 面接官から着席を促されるまで直立姿勢で【静】 「失礼します」と会釈してから座ります。【動】 ※ 基本的に「挨拶」や「相槌」の発語は、止まって【静】行いましょう!
ここで注意点は挨拶【発語】をしながら
お辞儀【動】はしてはいけません。
発語は必ず【静】の時にする方がキビキビして見えます。
必ず「静」と「動」を使い分けてください。
これらは何度も「模擬面接」を繰り返して
自分のものにしましょう!
模擬面接に関してはコチラをどうぞ👇
面接実務【3段階で学ぶ退室例】
退室も入室と同じように順をおって見ていきましょう。
面接終わりから退室までの例 1 面接が終わったら… 面接官の「それでは面接を終わります。」 座ったまま【静】「ありがとうございました。」挨拶し、 座ったまま一礼【動】しましょう。 ❢座ったまま挨拶すると面接の最後が締まります❢ 2 椅子から立ち上がり一礼 面接が終わったら椅子から立ち上がり【動】 しっかり起立の姿勢をとります。【静】 「本日はお忙しい中、貴重なお時間を頂きありがとうございました」 とお礼を述べた後、面接官に対してお辞儀をします。 ❢もちろん45度の角度でお辞儀❢ 3 ドアの前で挨拶をして退室 ドアの前まで歩いて移動したら、面接官の方を向き【動】 ここでもきっちり起立の姿勢をとります。【静】 「失礼致します」と挨拶してから、 45度の丁寧なお辞儀をしてからドアを開け退室します。【動】 ❢しっかり最後まで面接官の目を見て挨拶しましょう❢
ここでの注意点も入室と同じ!
【発語】しながら【動】いたらダメですよ!
最後まで気を抜かず頑張りましょうね👍
面接での姿勢
凛とした姿勢とは
「凛とした」とは…
【態度や様子などが引き締まっていてりりしいこと】
【力強い】という意味のようです。
これまた、分かったような
分からんような…
こちらもわかりやすく説明しましょう!
凛とした姿勢 =【胸を張って、自身に満ちた姿勢】
これでいかがでしょうか。
コチラをご覧ください👇
どちらが自信に満ちた姿勢でしょうか?
当然右👉の方ですよね。
でも、人って自然とラクな姿勢
つまり左👈の方のような姿勢になりがちなんです。
実際、私も猫背ですので、一つ気を付けていたことがあります。
それは「意識して肩甲骨を寄せて姿勢を保つ」ということです。
肩甲骨を寄せることで自然と
「背筋は真っ直ぐ」「目線は前」になるのです。
ぜひとも試してみてください。
起立の姿勢
入退室の際、「起立の姿勢」というものが出てきました。
これは【静】を表現するには必要不可欠な姿勢です。
ここがダラダラしていると【静】を表現できず、
「キビキビした入退室」にはなりません。
起立の姿勢 5ポイント 1 背筋をまっすぐに伸ばす ❢肩甲骨を意識❢ 2 手は指先を揃えて ❢ズボンの縫い目に中指を合わせる❢ 3 足はかかとを閉じる 男性:つま先は45度開く 女性:つま先はそろえる ❢男女差に注意❢ 4 両足の裏を地面につけるイメージ ❢左右どちらかに傾かないように❢ 5 目線は前を向く ❢下を見てしまうと猫背の原因に❢
立ち方の姿勢を理解した後は
着席時の姿勢も見ておきましょう。
着席の姿勢
着席の姿勢 6ポイント 1 上体は立っているときと同じ姿勢で ❢肩甲骨を意識❢ 2 足の注意点 男性:足を肩幅程度に開き、足とひざの角度を垂直にする 女性:両足を揃えて座る 3 手の注意点 男性:手は軽く握って、太ももの中間に置く 女性:閉じた膝の間に手を重ね合わせる ❢ポジショニングしたら動かすな❢ 4 両足の裏を地面につける ❢かかとは浮かすな❢ 5 目線は面接官の「目」または「首元」へ ❢首元はネクタイの結び目付近でOK❢ 6 腰かけ位置 椅子の前半分または背もたれに付かない程度の距離に腰掛ける。 ❢深く腰かけると姿勢が悪くなる原因に❢
リモート面接では礼節は不要?
昨今の状況をふまえてリモート面接が増えていると聞きます。
オンライン上で実施される面接では、礼節は不要なのでしょうか?
私はそうは思いません。
オンライン上では、会場の緊張感がなくなってしまうため、
ある意味もろにその人の人となりが出てしまいます。
オンライン上だからこそ、しっかりした礼節が必要なのではないでしょうか。
オンラインでしっかりした礼節を伝えることができたとしたら、
それはあなたが内定に近づいていると確信していいでしょう。
何度も言いますが、礼節は練習すればどんどん伸びます。
面倒くだがらずに模擬面接で礼節の練習を取り入れましょう!
礼節は転職の基本
あなたが転職活動において、
礼節の練習をしっかりこなせていたら、
転職後もきっと楽に仕事ができるはずです。
何事も「礼に始まり礼に終わる」のです。
礼節はきっとあなたの武器になります。
その武器を手に入れて、転職活動にのぞみましょう!
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