【履歴書・エントリーシート・面接カード】違いは?
履歴書には種類があるって知っていますか?
履歴書の他にエントリーシート(以下「ES」)や面接カードなどがあります。
そんなこと、当然知ってるって?
では、それぞれどのように違うのか説明できますか?
…なかなか説明しろと言われても難しいですよね。
また、これらには共通点も存在します。
では、まずはそれぞれの違いを見ていきましょう👇
履歴書・ESの違いは?
まずは一般企業でよく活用される
履歴書とエントリーシートの違いについて見ていきましょう。
履歴書とは?
履歴書とは学業や職業などあなたの経歴や個人情報を記した書類のことで、
就職や転職時に選考用の資料として用いられるもの。
また、採用後も履歴書に記載した内容が
従業員データとして取り扱われますので、より慎重に記入する必要があります。
ESとは?
ESはあくまで採用選考に参考とするもの。
学業や職業などあなたの経歴を記した書類であることはもちろん、
さらに志望動機や自己PR、学生時代に力を入れたことなど、
選考基準となる事柄を記入するケースが多いです。
フォーマットや文字数は
企業ごとに指定してくるため
会社によって異なることがほとんどです。
え!?履歴書とESって一緒じゃない!?
内容が重複してしまわない!?
まあ、一緒って考えても間違いないわ。
ただし、履歴書は採用後も従業員データとして
保管されることを覚えておかなアカンで。
面接カードとは?
面接カードは主に公務員試験の面接試験で使われる経歴等を記した書類です。
ESと同じく志望動機や自己PR、学生時代に力を入れたことなどを
記入する欄があり、文字数が指定される場合があります。
逆に、履歴書の代わりのようなものもあり、
👆のようにタンパクな面接カードも存在します。
公務員はおカタい仕事やからね。
面接カードはまぁ間違いなく採用後も
職員データの一部として保管されてるハズやわ。
…知らんけど。
【履歴書・ES・面接カード】書き方に違いは?
【履歴書とES】内容は一緒でもOK?
もちろん題目が同じであれば、一緒でも構いません。
逆に題目が同じにも関わらず内容に差があれば、
どちらかが「嘘」であることになりかねません。
ただし、「志望動機」や「自己PR」などは
少し気をつけなければなりません。
履歴書の例)
エントリーシートの例)
👆のように履歴書は「志望動機」などの記入欄が
エントリーシートに比べてたんぱくなものが多いです。
したがって、履歴書は文字数が制限される傾向があります。
よって、履歴書は「ポイント」のみで、
エントリーシートは「ポイント+α」
を心がけて書きましょう。
【履歴書・ES・面接カード】書き方は?
履歴書の書き方
例)志望理由
結論(志望理由)
「継続する力を生かせる仕事」
自己PR
私は学生時代、○年間野球部にて
ピッチャー一筋で力を注いできました。
自己PR→結論
OBの方からのお話をお伺いして、
私の継続力こそが、御社の○○課で生かすことが
できると考え志望しました。
ESの書き方 例)志望理由 結論(志望理由) 「継続する力を生かせる仕事」 自己PR 私は学生時代、○年間野球部でピッチャーとして 力を注いできました。 ケガもあり何度もくじけそうになりましたが、 仲間と自分の力を信じて練習を続け○○大会で ベスト4に進むことができました。 自己PR→結論 OBの方からのお話をお伺いする機会があり、 御社の○○課は最初慣れないこともあるかもしれないが、 継続さえすれば少しずつ力がついてきて、 結果もついてくることを教えていただきました。 これこそ、私が学生時代に学んだ「継続する力」を 生かすことができると考え志望しました。
履歴書では文字数が制限されるため、
「志望理由」と「自己PR」とを完全に結び付けることが難しいです。
もしも履歴書のみ提出の場合は、
ESの面接で赤線部分を口頭にて補うことになります。
対してESは、「志望理由」と「自己PR」とを自然に
結び付けることができる文章になっています。
面接カードは、履歴書のような形態のものもあれば、
ESのようなものも存在するため、どちらとは言えませんが、
文字数が多い場合は基本的にはESと同じように記入されると良いでしょう。
【履歴書・ES・面接カード】の共通点
志望理由か自己PRが問われる点
記入欄はいずれも志望理由または自己PR(=長所)
が問われることがほとんどです。
つまり履歴書等を記入する前に「志望理由」または「長所」を
はっきりとさせておく必要があるのです。
私は「準備編」にて面接の「質問例」から考えることをおすすめしています。
その記事ではあらゆる質問例を「志望理由」または「長所」に
カテゴライズするという作業をお願いしています。
これさえきちんとやっておけば、
「履歴書に書くべき内容」と「引き出しとして持っておく内容」を
きちんと精査できて、まとまりのある文章になるはずです。
詳しくはコチラ👇をどうぞ。
全て面接で使用されるという点
履歴書・ES・面接カードは全て面接の
質問内容となってくる可能性が高いです。
ということは、自分で面接をコントロールできるということです。
聞いてほしいこと(あなたの強み)を記入し、
聞いてほしくないことは書かなければいいのです。
注意していただきたいのはひとつ。
先ほども申しましたが、
「志望理由」と「自己PR」が結びつくように
記入できるようにしてください。
【履歴書・ES・面接カード】を練習をする必要がある点
履歴書とES(面接カード)の両方求める会社があれば、
履歴書のみ提出の会社もあるでしょう。
どちらにしろそれらを用いた練習は不可欠です。
履歴書等は提出の前に必ず練習用にコピーしておきましょう。
練習とは模擬面接のことです。
模擬面接を繰り返し行うことで、
確実にあなたの面接力は養われます。
模擬面接の方法はコチラ👇をどうぞ。
履歴書のみ提出の場合
履歴書にはポイントとしか散りばめられないことは
先ほどお話したとおりです。
だからこそ、それを補う練習をしておかなければなりません。
履歴書の内容 例)志望理由 結論(志望理由) 「継続する力を生かせる仕事」 自己PR 私は学生時代、○年間野球部にて ピッチャー一筋で力を注いできました。 自己PR→結論 OBの方からのお話をお伺いして、 私の継続力こそが、御社の○○課で生かすことが できると考え志望しました。
学生時代野球だったとのことですが、
どのようにして「継続力」を学んだのですか?
私は学生時代、○年間野球部でピッチャー一筋で頑張ってきました。
ケガの経験もあり何度もくじけそうになりましたが、
仲間と自分の力を信じて練習を続け○○大会で
ベスト4に進むことができました。
この経験で、信じて継続することの大切さを知ることができ、
社会人になってもこの継続力だけは持っていこうと思います。
ES(面接カード)を提出している場合
ES(面接カード)を提出した場合は、
履歴書よりも詳しい情報が記入されているため、
ESだけで内容が完結してしまうことがあります。
つまり、面接ではESで記入されていることとは
違う質問がとんでくる場合があるのです。
そこで活きてくるのが「質問例」から考える
カテゴライズ作業です。
本 ⇒業界に興味がわいた ⇒志望理由 留学⇒コミュニケーショ能力⇒長所 短所⇒こわがり⇒努力をおしまない⇒長所 経験⇒御社の働き方に感動 ⇒志望理由 特技⇒特技を生かせる仕事 ⇒志望理由&長所 …
このように、あらゆる質問例を考えてそれらを
「志望理由」または「長所(自己PR)」にカテゴライズしておけば
スキがなく、懐の深さを見せることができます。
ですからESを提出した場合には、
ESの内容以外のことに力を注いでおく必要があります。
【履歴書・ES・面接カード】をパターン化する
面接も同じですが、たくさん「経験する」ということは宝です。
履歴書やESもたくさん書いてパターン化してしまうと簡単です。
大事なのは履歴書等を書く機会をできるだけ多く作って、
ひとつでも多く練習して本番にのぞみ、
ひとつでも多く面接を経験して、
ひとつでも多くの「成功」や「失敗」を経験するということです。
この経験こそが、
あなたの【履歴書・ES・面接カード】を形作っていくものになります。
これこそが成功への「パターン」を作っていくことになるのです。
コメント