【履歴書・エントリーシート・面接カード】について
こちらの記事では
履歴書
エントリーシート(以下「ES」)
面接カード
の書き方について解説いたします。
大前提としてみなさんは
【履歴書・ES・面接カード】
それぞれの違いって知っていますか?
それぞれ特性があるので
最初にそれをおさらいしましょう。
履歴書・ES・面接カードの特性
【履歴書・ES・面接カード】の特性 履歴書 ・学業や職業などあなたの経歴や個人情報を記した書類。 ・採用後も履歴書に記載した内容が従業員データとして取り扱われる。 ・志望動機や自己PRなど記入する欄があるがESに比べて記入欄が小さいものが多い。 ES ・採用選考のみに参考とする経歴を記した書類。 ・志望動機や自己PR、学生時代に力を入れたことなど選考基準となる事柄を記入する。 ・履歴書の志望動機や自己PR欄に比べて詳細に記入する必要がある。 面接カード ・主に公務員試験の面接試験で使われる氏名・経歴等を記した書類。 ・ESと同じく志望動機や自己PR、学生時代に力を入れたことなどを記入する。 ・文字数が指定される場合がある。
詳しくはコチラ👇をどうぞ。
履歴書の例)
エントリーシート(ES)の例)
面接カードの例)
【履歴書】と【ES・面接カード】
特性や写真を見てわかるように
履歴書は必要最低限のことしか
記入しないイメージです。
逆にESと面接カードは
「志望動機」や「自己PR」欄等が
大きくとられています。
履歴書とESは似ていて異なるものです。
書き方をおさえるうえで
まず【履歴書】の書き方と【ES・面接カード】
とを分けて考えましょう。
分けて考えて実践することで、
明らかにESで書くような
ボリュームのものを
履歴書に書いてしまったり、
ESの記入内容が
乏しくなってしまったりする
ことを防ぐことができます。
似てるからって勝手に書式を統一して
ラクしようとすんなってことやな!
【履歴書・ES・面接カード】を書く準備
なぜ書きにくいのか?
そもそもなぜ履歴書やESに
苦手意識がある人がいるのでしょうか。
履歴書って
どうやって書けばいいかわからないよ。
この人が書けないと言っているのは
当たり前のことですが、
履歴書の中で氏名欄や
経歴欄のことではありませんね。
この方が「書きにくい」と思っているのは
「志望理由」や「自己PR」欄
のことで間違いないでしょう。
これらがうまく「書けない」
または「書きにくい」理由は
履歴書やESを書く準備が不十分だからです。
では準備とは何か?
それは履歴書にしろ、ESにしろ、
面接の本番にしろ、
必ず問われる
「志望理由」と「自己PR(長所)」を
きっちり固めておくということです。
【履歴書・ES・面接カード】を書く準備
私は「準備編」にて面接の「質問例」
から考えることをおすすめしています。
その記事ではあらゆる質問例を
「志望理由」または「長所」に
カテゴライズするという作業
について解説しています。
本 ⇒業界に興味がわいた ⇒志望理由 留学⇒コミュニケーショ能力⇒長所 短所⇒こわがり⇒努力をおしまない⇒長所 経験⇒御社の働き方に感動 ⇒志望理由 特技⇒特技を生かせる仕事 ⇒志望理由&長所 …
このカテゴライズ作業をきっちりすることで
「なぜ、この会社を志望したのか?」
「あなたの長所は何なのか?」
が見えてきます。
詳しくはコチラ👇をどうぞ。
【履歴書・ES・面接カード】 の「志望理由」と「長所」を選定する
また、「志望理由」と「自己PR」は
常にリンクしているものではないとなりません。
「話すのが得意でスピーチコンテストで入賞したことがある。」
⇩(だから)
「営業を希望する。」
ホー、なるほど。
「文書を書くのが得意で作文コンテストで入賞したことがある。」
⇩(だから)
「営業を希望する」
ん~。
よくわからない。
👆の例のように「志望理由」と「自己PR」が
リンクしていないと
なかなか思いが伝わりにくいです。
カテゴライズした「志望理由」と「長所」
に優先順位をつけて
履歴書に書くものを選定しましょう。
「志望理由」と「長所」が
一番うまくリンクするものこそ、
履歴書・ES・面接カード
に書くべき内容なのです。
例)営業職への転職 志望理由 ・会社の将来性に期待(○) ・会社の経営理念に賛同 ・今と違うものを営業してみたい(◎) ・会社の製品に感動したことがある ・ОBの方の話を聞いて(○) … 自己PR ・スポーツをしていて健康体(○) ・10年間営業職をしている(◎) ・読書好きで読解力に長けている ・営業経験で培った粘り強さ(◯) …
履歴書では(◎)を中心に
「志望理由」または「自己PR」を書きましょう。
ESと面接カードは(◎)と(○)を
組み合わせて書いていきます。
残りの長所は面接の際に取っておいて
ある程度の懐の深さを見せましょう。
【履歴書・ES・面接カード】 書き方のポイント
履歴書・ES・面接カード 結論は最初に書く
志望理由欄であれば「志望理由」を
自己PR欄であれば「自己PR」を
最初に大々的に示してしまいましょう。
大々的に示すとは
文字を少し大きく書く手法でも結構ですし、
カッコ書き(【○○】や「▲▲」)などを
有効的に活用して、
『私が言いたいことはこれです!!』
と言わんばかりに主張しましょう。
履歴書は3ステップ「結論→内容→結論」
物語では「起・承・転・結」
なんて言葉がありますが、
履歴書のように
短く書き示さなければならない場合は、
細かい説明は省き
「ポイントのみ」書く必要があります。
志望理由を問われていても、
自己PRと絡めて内容を
述べることをおすすめします。
逆に自己PRを問われている場合は、
志望理由を絡めた内容を述べるといいです。
例えば、志望理由欄の「結論→内容→結論」は
「志望理由→自己PR(を絡める)→結論」
これに当てはめて考えると書きやすいです。
欄内で説明できなかったところを重点的に
模擬面接等で練習して面接に備えておきましょう。
模擬面接の方法はコチラ👇をどうぞ。
履歴書の志望理由欄の書き方
履歴書版 志望理由欄の書き方 例)志望理由 結論(志望理由) 「継続する力を生かせる仕事につきたい」 内容(自己PR) 私は学生時代、○年間野球部にて ピッチャー一筋で力を注いできました。 その時に培った継続力こそ私の長所です。 結論 OBの方からのお話をお伺いして、 私の継続力こそが、御社の○○課で生かす ことができると考え志望しました。
履歴書の自己PR欄の書き方例
履歴書版 自己PR欄の書き方 例)自己PR 結論(自己PR) 「継続する力」 内容(志望理由) OBの方からのお話をお伺いして、 私の継続する力が、御社の○○課で生かすことが できると考え志望しました。 結論 私は学生時代、○年間野球部にて ピッチャー一筋で力を注いできました。 この時に培った「継続する力」こそが 私の長所であり、御社の力となりえる ものであると考えています。
ESは話しが完結するように「結論→内容→結論+α」
ESも履歴書と同様で基本的には
「結論→理由→結論」でいいのですが、
それぞれに少しずつ肉付けをして
書くことを心がけましょう。
少し説明不足の履歴書に対して
ESは読めばすべて理解できるように
仕上げなければなりません。
もちろんESでもすべて書ききれない
ということは承知しています。
どうしても伝えたい気持ちだけ文章にして、
残りは面接で思いをぶつけるように
模擬面接を繰り返ししておきましょう。
模擬面接の方法はコチラ!
ES・面接カードの志望理由欄の書き方
ES版 志望理由欄の書き方 結論(志望理由) 「継続する力を生かせる仕事につきたい」 内容(自己PR) 私は学生時代、○年間野球部でピッチャーとして 力を注いできました。 ケガもあり何度もくじけそうになりましたが、 仲間と自分の力を信じて練習を続け○○大会で ベスト4に進むことができました。 この時に「継続する力」を養うことができました。 自己PR→結論 OBの方からのお話をお伺いする機会があり、 御社の○○課は最初慣れないことも あるかもしれないが継続さえすれば 少しずつ力がついてきて結果もついてくる ことを教えていただきました。 これこそ、私が学生時代に学んだ 「継続する力」を生かすことが できる仕事であると考え志望しました。
ES・面接カードの自己PR欄の書き方
ES版 自己PR欄の書き方 結論(自己PR) 「継続する力」 内容(志望理由) 先日OBの方からのお話をお伺いする機会があり、 御社の○○課は最初慣れないこともあるかもしれないが、 継続さえすれば少しずつ力がついてきて、 結果もついてくることを教えていただきました。 これこそ、私が学生時代に学んだ「継続する力」を 生かすことができると考え志望しました。 結論 私は学生時代、○年間野球部でピッチャー として力を注いできました。 ケガもあり何度もくじけそうになりましたが、 仲間と自分の力を信じて練習を続け○○大会で ベスト4に進むことができました。 この時に養った「継続する力」こそが私の長所であり、 御社の力となりえるものであると考えます。
履歴書・ES・面接カード 書き方・手順
次に書き方の手順についてご紹介します。
何も考えずに書き始めることだけは避けて下さい。
何も考えずに書き始めてしまうと、
内容がチグハグになってしまったり、
欄からはみ出たり、内容が乏しかったり失敗の元です。
書き方の手順
1 質問例を考える
↓
2 履歴書・ES・面接カードをコピー
↓
3 下書き(欄内容に沿って記入)
↓
4 さらに質問例を考える
↓
5 清書
繰り返しますが、「質問例」から
考えてカテゴライズ作業をしておけば、
履歴書やESに記入すべき内容と
記入すべきでないものを
しっかり整理してから書くことができます。
また、コピーして下書きをする
癖をつけておきましょう。
コピーしといたら、
間違えた時に助かるし、
いろんな会社の履歴書や
ESの内容や傾向が
分かってくるから
大切に残しときや!
下書きを書き終えたら
この履歴書・ES・面接カードを
見た面接官から、どのような質問が
とんでくるのかよくよく考えましょう。
その質問に詰まってしまったり、
聞かれて都合の悪い質問内容ならば、
書き直す必要があるでしょう。
下書きができれば一度
模擬面接をしてみてもいいかもしれません。
【履歴書・ES・面接カード】は誰にでも見やすく丁寧に書く
当たり前のことですが、
清書はゆっくりと誤字脱字なく丁寧に記入しましょう。
何も書道家のような達筆である必要はありません。
誰もが読めるように
読みやすい字で書くことを
心がけてください。
【履歴書・ES・面接カード】を書くことに慣れる
【履歴書・ES・面接カード】 をたくさん書く機会をつくる
面接も同じですが、
たくさん「経験する」ということは宝です。
履歴書やESもたくさん書いて
慣れてしまうと簡単です。
大事なのは履歴書等を
書く機会をできるだけ多く作って、
ひとつでも多く練習して本番にのぞみ、
ひとつでも多く面接を経験して、
ひとつでも多くの「成功」や「失敗」を
経験するということです。
最初こそしんどいかもしれませんが、
経験を積み重ねれば
あなたの【履歴書・ES・面接カード】が
パターン化されていき
書くことが「苦」ではなくなるはずです。
転職のススメ
私も転職経験者のひとりです。
私は日本人のほとんどが
転職経験者になればいいと思っています。
そうすることで会社に
新しい風が入り、腐敗を防ぐことができ、
ブラック企業化の防止や
自身のスキルアップにもつながります。
「いい技術を持っているのに」
「いい考え方を持っているのに」
「いい経験をしているのに」
面接で伝えきれずにいる方が本当に多い。
そう思ってこのブログを作りました。
少しでも活用していただけると嬉しいです。
「あなたは今の生活に満足していますか。」
「それは本当にやりたい仕事ですか。」
「今よりも人として大きくなりたくないですか。」
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