「話すこと」も練習が必要
みなさんは「話すこと」に練習なんて要らないと思っていませんか?
結論、面接で上手には話すことができるようになるには、
たくさんの「練習」、「経験」、「慣れ」が必要なのです。
概要
上手く話せるようになるには、
やみくもに練習を重ねればいい
というわけではありません。
そもそも上手く話しているというのは
「相手が感じること」で
自分が感じることではありません。
聞き手によって上手いか
下手か変わるということです。
「上手く話せるように練習しよう」
なんて無茶な話です。
では、私たちはどのように
練習へ臨めばいいのでしょうか。
それは「話し方」を
意識して練習することです。
練習にあたって
私自身が気をつけたことは3点です。
面接での話し方【意識とコツ】
1 面接で上手く話そうとするな
2 質問例を考えて、箇条書きする
3 面接では【静】と【動】を意識する
4 模擬面接を重ねる
5 面接での相槌は難しいことを知る
話すことが苦手な人は、
「話し方」のみに集中して
模擬面接を進めましょう!
「話し方」は意識して
練習するだけで劇的に上達するで!
面接で上手く話そうとするな
社会人らしく?おもしろく?
面接でよくありがちな失敗は、
「社会人らしく上手に話そう。」
「おもしろい話をしよう。」
として意気込んでしまうことです。
この話し方は面接官にハマれば高評価ですが、
ハマらなければ低評価もいいところです。
上手く話そうとすることは
早口を招いてしまうことが多いです。
おもしろい話をしようとすることは
目的がおもしろさ(ウケ)となってしまい
結果的に伝えたいことが伝わらないことが多いです。
いわゆる「スベってる」ってやつやな。
受け手(面接官)の立場に立って
考えることは重要ですが、
面接官ウケを狙いすぎて、
目的があいまいにならぬように…
まずは、上手く話そうとすることを
遠ざける意識が大切です。
面接官受けをする話し方はあるのか?
よく「面接官する受けする話し方」を
教えてほしいとの問い合わせがあります。
そんなものはありません。
「この人は上手に話すなあ」
繰り返しますが、
このような感想は人(面接官)による
ということを理解しなくてはいけません。
逆に言えば、誰に対しても
「不快ではない話し方」を目指すべきなのです。
話し方で差をつけるのではなく、
話の内容で差をつけるべきです。
ですから、
話し方は尖らずにまーるく収めたいところです。
では「不快ではない話し方」とは
どのようなものでしょうか?
不快ではない話し方とは
話がうまい人とはどのような
特徴があるのでしょうか。
私は話が上手い人
=バラク・オバマが思い浮かびます。
彼のスピーチは人を引きつけ
耳を傾けたくなります。
もちろん思想や考え方でオバマ氏の話に
不快をおぼえる方もいるでしょうが、
私が話しているのは彼の「話し方」です。
大統領時代、オバマ氏のスピーチが
多くの人を魅了してきたのは
彼の話し方が素晴らしいものだったからです。
どのような話し方をしているのか紐解いてみると
「ゆっくり」
「誰にでもわかりやすく」
「言葉を丁寧に」
スピーチされていることが分かると思います。
スピーチと面接で
話すことは違いますが、
「ゆっくり」
「わかりやすく」
「丁寧」な
話し方の練習をすれば、
人を引きつける話し方
になるはずです。
では、どのように練習していけばいいのか
具体的に見ていきましょう。
面接用の話し方を練習をしよう
やみくもに練習を始めても
手探り状態だと思いますので、
練習をする前にポイントだけ
おさえておきましょう!
ポイントは3つです。
練習のポイント
1 質問例を考えて、箇条書きする
2 話し方は「静」と「動」を意識する
3 模擬面接を実施する
この3点を順番におさえて
模擬面接を繰り返しましょう。
質問例を考えて、箇条書きする
「面接で話すこと」これはつまり
「質問に対して答える」行為
のことを指します。
このブログを準備編から
見ていただいた方は全て終わっていますが
復習もかねて、
もう一度「質問例」を考えてみましょう。
質問例を考える
まず、紙と鉛筆を用意する
紙に「志望理由」と「長所」以外の質問例を箇条書きする
☟
質問例の一例(○○についてと記入)
・現職について
・家族について
・部活動について
・特技・資格について
・短所について
・本について
・転職について
・感動したことについて
・今まで努力したことについて
・困難だったことについて
・留学経験……
☟
質問例を掘り下げる(カテゴライズ作業)
考えた質問例を
志望理由または長所にカテゴライズする
☟
本 ⇒業界に興味⇒志望理由
留学⇒コミュニケーショ能力⇒長所
短所⇒こわがり⇒用意周到である⇒長所
経験⇒御社の働き方に感動⇒志望理由
特技⇒特技を生かせる仕事⇒志望理由&長所
この作業をしっかりしておくことで
どんな質問がきたとしても最後には
「志望理由」と「長所」に
カテゴライズされているので
話に筋道ができます。
「質問例から考える」ことは
今後も基本となってきます。
準備編を是非ともご覧いただき
準備しておきましょう。👇
逆にこれがしっかりできていないと
どれほど話し方の印象が良くても、
話につじつまが合わなくなってきます。
なんであなたはウチにきたいのか
分かりにくいな…
面接官にこのような疑問を与えないように
そもそも対策と準備は万全にして、
「話し方」の練習にうつりましょう!
「静」と「動」を意識して話す
特に緊張する方にありがちなことが
「早口になってしまうこと」です
「上手く話そうとするな」でも触れましたが、
上手に話そうとすると
「早口」をまねいてしまいがちです。
ひどい場合は、
「早口」を「饒舌」だと
勘違いしている人もいます。
「せっかちなイメージ」
「上手に話そうとし過ぎている」
面接官にこのように伝わると
話の内容よりもそちらに意識がいってしまって
こちらの伝えたいことが
伝わらない可能性があります。
とりあえず
「早口はあまり良い印象を与えない」
ことは覚えておこうね。
そこで活用していただきたいのは言葉の中に
「静」と「動」を意識することです。
「静」と「動」とは
「静」と「動」の説明をしておきましょう。
「静」と「動」について 「静」 「動」と「動」のあいだに入れる 1秒ほどの「間」のこと 「動」 あいさつや受け答えのような「発声」 またお辞儀のように「動作」を伴うもののこと
この「静」と「動」にメリハリをつける
ように意識すると、早口を抑制できます。
特に緊張しやすい方は
一度面接官からの質問を
グッと飲み込んで(静)
話し始めて(動)
ください。
質問の答えがすぐに出ない場合は、
正直に
「すいません。」と間をとって、(静)
よく考えてからゆっくり話出しましょう。
この質問は一度じっくり考えてから答えよう
模擬面接を実施する
準備ができて、話し方が理解できたなら
いよいよ模擬面接を実施していきましょう。
模擬面接のやり方についてはコチラ👇へ!
模擬面接は何回すればいいのでしょうか?
それはあなたが納得できるまでです。
どんな質問がきても胸を張って答えられたり、
「静」と「動」が上手く使い分けて
話すことができるまでやるべきです。
それがたとえ
面接1日前であろうともな。
どこかで区切りつけな
アカンねんから、
練習は納得するまで
したらええねんで。
相槌は難しいことを知る
無用な相槌は無くせ
話し方のコツや意識を語るうえで
触れておかなければならないことがあります。
それは「相槌」です。
日常生活で話をする際では
相槌の難しさにぶち当たります。
「ハイ」
「分かりました」
「そうですか」
これらは声のトーンで全く違うものになります。
相槌はトーンによって「自分の思いが伝わりやすい」
また、「誤解をされかねない」ものということを
覚えておきましょう。
敏感な面接官なら
「理解してもらっているな。」
「あ、困っているな。」
と相槌だけで分かる人もいます。
どんな質問に対して冒頭に
「そうですねぇ、、」
「えっーと、、」
これらを多用する人がいると、
「あ、しっかり考えてきてないな。」
「意気込みが足りないな。」
と判断されかねないということです。
「なるほど」
「そうですよね」
のような相槌は使い時を間違えると
悪い印象を与えかねません。
(知ったかぶりに聞こえてしまう。)
入念な準備をして
練習を重ねてきたとしても
相槌ひとつで良くない印象を植え付けかねない
ということです。
私はここに相槌の難しさ
があると感じています。
面接官は十人十色です。
できる限り「無用な相槌は無くす」
ことを意識して練習しておきましょう。
堂々と丁寧に話す
何かしらの相槌を打つことが
クセになっている方がいます。
そんな人に「無用な相槌はうつな」
というのは無理があります。
そんなひとが意識していただきたいのは、
「堂々と丁寧に話す」ことです。
これは私が読んだ本の中に書いてあった言葉です。
特に目上の方(面接官)の方
また人生の先輩方と話すときは、
「言葉に詰まってもいい」
「否定されてもいい」
でも、その場は自分の全力で「堂々と」
「丁寧に」言葉を選んで
話をすることが大事なのです。
そうすることで「無用な相槌」はおのずと
少なくなるのではないでしょうか。
面接での話し方【おすすめの書籍】
話し方を伸ばすのに私がおすすめする書籍は
「今まで誰も教えてくれなかった人前で話す極意
〜年間330講演 プロの講演家が語るスピーチのコツ〜
著:鴨頭嘉人」 です。
先に断っておきますが、
この本はスピーチ用に書かれています。
しかしながら、
面接での話し方でも多用できる極意が盛りだくさんです。
「堂々と丁寧に話す」というのも
この書籍から引用させていただいた言葉です。
大前提、人前で話すときにには「笑いは必要ない」
でも「聞き手がクスっと笑える話し方」など、
突っ込んだ内容を教えてくれています。
就職・転職活動が終わっても会議やプレゼン等
人前で話す機会は無数にあります。
その際にもこの本はあなたの強い味方
になってくれるはずですよ。
話し方を劇的に向上させる方法
話し方は少しの意識と
コツである程度向上します。
しかし、話し方がものすごい勢いで
向上する劇薬があります。
それは冒頭にも少し述べましたが、
「経験する」ということです。
つまり、1つでも多くの面接の機会を作ると
あなたの話し方はも練習(模擬面接)とは
比べものにならないくらいに向上します。
もちろん、面接を経験したあとに
「振り返り」をすることが大事ですが。
この「経験」は、じかに話し方の
「成功」「失敗」を知ることができます。
特に「失敗」が大事で、面接官が難色を示したり、
場がしらけてしまったり、
突っ込まれて質問されることがあったり…
これは今あなたに足りないものを
示してくれているのです。
だから次から気をつければいいだけです。
転職のススメ
私も転職経験者のひとりです。
私は日本人のほとんどが
転職経験者になればいいと思っています。
そうすることで会社に
新しい風が入り、腐敗を防ぐことができ、
ブラック企業化の防止や
自身のスキルアップにもつながります。
「いい技術を持っているのに」
「いい考え方を持っているのに」
「いい経験をしているのに」
面接で伝えきれずにいる方が本当に多い。
そう思ってこのブログを作りました。
少しでも活用していただけると嬉しいです。
「あなたは今の生活に満足していますか。」
「それは本当にやりたい仕事ですか。」
「今よりも人として大きくなりたくないですか。」
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